よくある質問

トイレについて

Q. 手すりだけでは、便座の立ちしゃがみが困難になりました。どのようにすればよいでしょうか?

 

A. 便座を数センチ高くするだけでよい場合には、補高便座を利用します。

立ち上がりや座り動作自体を補助しないといけない場合には、昇降機能付きの便座を利用します。


股関節を屈曲すると痛い場合には、便座を高くすると股関節の屈曲の程度が小さくなり痛みを軽減できます。

一方で、排泄する場合には、座位を安定させる便座高さが必要になります。

着座後に便座を下げる必要がなかったり、痛みなどで下げられない場合には、補高便座を利用し便座を下げたい時には、昇降便座を利用します。

 

浴室について

Q. 浴槽内での立ち上がりが困難になりました。介助者の大きな負担にもなっています。

できる限り自立または、楽な介助で浴槽内での立ち上がりを可能にする方法はないですか?

 

A. 浴槽用用いすの利用で、重心の移動をしやすくすることで解決します。

また筋力の不足によって立ち上がれない場合には、バスリフトを利用します。

 

Q. 浴室の入り口段差の昇降が危ないです。安全に歩いて越えるためには、どのような環境整備をおこなえばよいでしょうか?

 

A. 「手すりの取り付け」と浴室すのこによる「段差の解消」を行います。

Q. 歩行が困難で車いすを利用しています。浴室入口に段差があり車いすでは、浴室に入れません。

シャワーだけでも利用したいです。何か方法はありませんか?

 

A. 入口の段差を解消した上で、シャワーキャリーを利用します。

シャワーキャリーに移乗する場所(ベッドなど)から浴室までの動線が通行可能にします。

段差の解消や建具交換などの住宅改修も検討します。

玄関について

Q. 車いすで玄関の段差を越えたい。何か方法はありませんか?

 

A. 可搬形のスロープを利用して緩い傾斜路をつくるか、車いす用の段差解消機を検討します。

室内について

Q. ベットと車いすの移乗で、持ち上げなければ移乗介助ができなくなりました。介助者の負担を軽くする

方法は、ありませんか?

 

A. 介助者がリフトに慣れていない場合には、シート形吊り具を利用し、レール歩行形あるいは、ベッド固定形

リフトを利用したリフト移乗が本人・介助者にとっても快適で安全な方法です。